キラーコンテンツはとても大事という話

ブログが個人サイトの主流になってあまり使われなくなった言葉の一つに「キラーコンテンツ」があります。

「キラーコンテンツ」というのは本来「システムが普及するきっかけになるソフトやサービス」のことを言います。例えばゲームソフトがヒットすることでゲーム機本体も普及するようなイメージですね。

Webサイトでキラーコンテンツという場合も、競合サイトと差別化し、ユーザーを誘引するための「名物コンテンツ」と考えるとわかりやすいでしょう。

実はブログ運営論ではあまり語られないキラーコンテンツの企画がサイト運営の安定の重要な鍵を握っていたりします。

スポンサーリンク

キラーコンテンツを持つ利点

一般的にユーザーがブログに訪れる理由は「たまたま検索で上位表示されていたから」「たまたまSNSのタイムラインに流れてきたから」といったように受け身の状態がほとんどです。

キラーコンテンツがうまく機能すると「ブラウザのブックマークから直接アクセスする」「ブログやサイト名を検索してアクセス(指名検索)する」といったようにユーザーが意図的に訪れるようになります。

キラーコンテンツが強ければ強いほど、また多ければ多いほどサイト運営は安定するのです。

「読み物」ではなく「サービス」を

ちょっと熱心なブロガーの方なら「迷ったらこちらから」とか「最初に読むべき10記事」というように人気コンテンツに誘導することもあるでしょう。

こういったナビゲーションも確かに大切なのですが、コンテンツ自体が「読み物」になっていると、「へーなるほどー」「面白いなー」で終わってしまいます。ブックマークして何度も読みに来るとは中々なりません。

キラーコンテンツをより効果的に機能させるには、単なる読み物として終わらせずユーザーがそれを使って行動する「ツール」や「サービス」に昇華させることを考えます。

作るのが面倒くさいものが良い

キラーコンテンツが成功するためには、ユーザーが面倒と思っていることを代わりにする姿勢が大切です。

またそういった作るのが面倒なものほど、ライバルの追随を防ぐ効果があります。

ただし、ちょっと気をつけたいのはイニシャルコストはかかっても(労力も含めて)ランニングコストの少ないものにすること。

いくらライバルが手を出してこなくても更新に多大な負担がかかれば続けることが難しくなってしまいます。

制作自体が難しい、あるいは手間はかかっても作ったものの価値が積み上がっていくものを選ぶと良いでしょう。

具体的に何を作ればいいのか

僕のおすすめは、辞書などのデータベース型コンテンツ。

辞書や用語集の類は出尽くしているようにも見えますが、専門ジャンルにおいてはまだまだWeb上でまとめられていないもの、あるいは使い勝手の悪いものがあります。工夫次第でまだまだ行けると思います。

例えば僕のサイトにはギターコードブックという辞書型のコンテンツがあります。

1000以上のパターンを掲載しこれ以上のコードブックは出てこないだろうと自負していたのですが、最近になって「実際にコードを押さえている写真を掲載する」というアイデアでライバルサイトに猛追されています。まだまだやりようはあるものだと敵ながら感心しています。

もう一つおすすめはストックフォトや素材配布などのダウンロードコンテンツです。

これこそ昔からあるのですが、今になっても「ぱくたそ」や「いらすとや」といった新規のサービスが増え続け需要が枯れることはありません。

また作った分だけ強くなる「積み重なるコンテンツ」であることも運営者としては魅力的です。

配布するものは画像ばかりとは限りません。これもアイデア次第で強力なキラーコンテンツになるかもしれませんよ。

他にもプログラミングのできる人なら何かに特化した計算機や、ノウハウ集などのテキストコンテンツも使い勝手にこだわれば立派なキラーコンテンツになります。

いずれにせよ、サイトの安定運営のためにはこちらから働きかけなくてもユーザー自らサイトに訪れる仕組み作りが必要です。

その一環としてキラーコンテンツを企画することはとても大切なことなのです。